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はかり

 植物染料の重さを計量する時に、ときどき使うこのはかり。

 「はかり」としか呼んでいなかったのですが、ふと一般的な呼称や正式な名称が気になりまして。


 調べてみたら、二つ見つかりました。

  ◎ 一つ目は、「上皿竿はかり」あるいは「上皿桿秤」

  ◎ 二つ目は、「不等比皿手動はかり」


 傾向としては「上皿竿はかり」は製造メーカーなどのサイトで使われていて、「不等比皿手動はかり」は行政の検定関係のサイトで使われていました。




 検索を続けてみましたら、はかりについての論文が見つかりました。このタイプの主たる記述は(2)にありますが、前後の(1)(3)も関連があって、より理解が深まります。


 ダウンロードできるサイトがありますので、興味ある方はぜひ検索をかけてみてください。


◉ 「はかりの原理および検査方法(1)」

  高橋照二(中央計量検定所)

 『計測』1952年 2 巻 6 号 274-277


◉ 「はかりの原理および検査方法(2)」

  高橋照二(中央計量検定所)

 『計測』1953年 3 巻 2 号 86-89


◉ 「はかりの原理および検査方法(3)」

  高橋照二(中央計量検定所)

 『計測』1953 年 3 巻 3 号 p. 131-134


 ちなみに、著者の所属で書かれている中央計量検定所は、現在の通商産業省工業技術院計量研究所の前身に当たるようです。



 写真は、植物染料のカリヤス(刈安)を煮出す前に、200gずつ計っているところです。






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